bot撃ちの手法について

VALORANT強くなりたい

 PCでゲームをプレイしているコアなゲーマーの大半は、「ある程度強くなりたい」と思うだろうし、プロゲーマーの動画見て自分が無双しているところを妄想したこともあるだろう。かくいう私も、VALORANTの大会を見たりなんかした時にはすぐに感化されてただひたすらに「強くなりたい」と思ってしまうのである。

強さの要素

 FPSゲームにおける強さの要素は一般的に2つに大別される。
 「撃ち合い」「立ち回り」だ。最近では多くの『強い』プレイヤーがYouTubeなどで情報を共有してくれているので、純粋な意味での「エイム」だけが「撃ち合い」の要素だと思い続けているプレイヤーはそれほど多くないだろう。キャラコンであったり、敵の位置の予測や把握、反応スピードなど、「撃ち合い」という要素もまた、小さなたくさんの要素が合わさってできているのである。

自分の今までの練習

 当然、撃ち合いを強化しようと思ったら、その様々な要素をそれぞれ強化していく必要がある。私は今まで「エイム強化」につながると信じて、VALORANTのゲーム内の射撃訓練でただひたすらにbotをしばいてきた。 

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射撃訓練

 確かにこの射撃訓練を利用したbot撃ちは様々なプレイヤーが普段からウォーミングアップとして紹介している。では全てのプレイヤーがこのbot撃ちをひたすらしてるだけで強くなれるかと言われればそれは間違っているだろう。あくまでプロがするウォーミングアップ目的bot撃ちと、まだ発展途上のプレイヤーが撃ち合い強化目的でするbot撃ちが同じであるはずがないのだ、と直感的に感じた私は、自分に必要な練習方法を見つけるべく、自分のデスマッチの動画などを見返して、「どういう場面で自分が撃ち負けやすいか」を研究した。

自分の弱点と「射撃訓練」の弱点

 結論としては、私の場合、「自分が仕掛けにいく時」以外で、予想外の場所、予想外のタイミングで視界に入ってきた敵に対する反応がめちゃくちゃ遅く、なおかつそのような敵に対してものすごいオーバーフリック(エイムが敵を通り過ぎてしまう事)してしまうことに気づいた。
 さて、ここで思い出してほしいのが、私の今までしていたbot撃ちの手法である。そう、ただひたすらに射撃訓練でbotをしばいてきたのだ。これは確かに純粋な意味でのマウス操作を鍛えてくれるかもしれないが、それ以外の実戦的要素があまり鍛えられないことが容易に想像できる。1体のbotを倒した後、次にエイムするべき場所は常に視界に入り続けているのがその要因の1つだ。

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あるbotにエイムを合わせつつ、

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さらに次エイムするべき方向の事を考えることができる

 一方で、実戦ではそのような考える時間が与えられているシチュエーションは多くない。敵とは突然視界に入ってくるものであり、そこに素早く、正確にエイムを合わせることがこのゲームでは要求される。常に次もさらにその次も見える状態でbot撃ちをしていた私には、そのスピード感が圧倒的に足りていなかったのである。

 そこで、今まで同様の射撃訓練でのbot撃ちだけでは私の撃ち合いは頭打ちだと思ったので、倒すまで次のbotが現れないモード、「100体排除」を撃ち合い強化目的の練習として採用することに決めた。まだ始めたばかりなので、すぐにアンレートなどの実戦での成果を感じるほどではないが、間違いなくこの射撃場における「100体排除」というモードに関しての伸びしろは無限大である(本当に下手なのが以下のTwitchのビデオでもよくわかると思う)。

 これは今回の投稿の本筋とは違うが、せっかくなので短期的、および長期的にこの「100体排除」でどれだけタイムを縮められるか、実験的に記録をつけてみようと思う(結果はいつかこのブログにて)。

結論

 ぶっちゃけ、このブログなんて、ただの「記録」に過ぎないのだが、せっかく発信して世に出したことだし、この記事を通じて、私を反面教師にしていただいて、普段皆さんがしている練習を見直すきっかけとなればと思う。ウォーミングアップであれば効果、効率の大小はそれほど問題にならないが、例えば「1日1時間はbot撃ちでエイム練習しよう!」などと考えている人は、その練習が本当に自分に必要なものなのか、自分に足りていないものはなんなのか、一度考える時間をとってみてほしい。